11月6日・7日の2日間・・
深まる秋を迎える「備中・備後地方」を訪ねました。

岡山県西部と広島県東部にまたがるこの地域は
江戸時代より綿織物が盛んにおこなわれてきました。

木綿着物・デニム着物をプッシュする店主なかむらにとって
「現場を知ること」はとても大事なこと。

今回は2度目の訪問ですが、とても有意義な出逢いもあり、充実した時間となりました。

この日 向かったのは岡山県西部の井原(いばら)。
「デニムの聖地」と呼ばれるところで、
店主としては「お参りする気持ち」で訪ねてみることにしました。

JR福塩線「神辺駅」から
たった一両のディーゼル列車、井原鉄道に乗り込みます。

日中は利用者も少なく、のんびりと旅気分に浸ります。
このあたりの住民にとって、交通手段といえば「車」がほとんどなんでしょうね。

小高い山々に挟まれた一帯に、人家や畑が続きます。
並行して走る国道には往来する大型トラックも多く、静かさと賑やかさが混在した風景です。

神辺駅を出発しておよそ15分・・

「井原駅」に到着しました。
途中はずっと無人駅でしたので、
目の前に現れた近代的でモダンな駅舎にはビックリ!

駅舎内にはちょっとしたミュージアムもあり
地元の誇りでもあるデニムを解説してくれています。

覚えておきたいことは
「デニムは外国から輸入されたものではなく、古くからこの地で作られていた」
ということ。

店主・・勉強不足でした。

<ココに表示されている解説文によると・・>

明治から大正時代、自動織機を使って厚地の藍染綿織物が大量に生産されるようになりました。
多くは学生服や作業服。

そのバリエーションのひとつに「表が藍色、裏面が生成(白)」の織物がありました。
それがまさにアメリカで「DENIM」と呼ばれていた生地と同じで、国産デニムのルーツと云われているのです。

終戦後、アメリカ文化の流入でジーンズ人気が急上昇。
井原はそれまでのノウハウを生かし、年間1500万本のジーンズ生産を誇る町となりました。

平成に入ると、低コストの輸入品に押されましたが
手織りに近い風合い、デザイン、染料や原料などにこだわり続けたことが世界から注目されるようになりました。

今では欧米バイヤーたちから絶賛され、数多く輸出されています。

「デニムの聖地」・・これでその意味が分かりました。
それでは、現代に生き続けるデニムが生まれる「現場」はどうか・・

広島県福山市の工場を訪ねました。
篠原テキスタイルさんは、デニムを中心とした様々な生地を生産してます。

篠原由起さんの肩書は、新規事業開発リーダー。
技術を引き継ぎながら、常に新しいものを追求する若き後継者です。

このイケメンさんに工場を案内していただきました。

直径1メートル以上ある大きなロールは、
これから織機にかけるインディゴで染めた「糸」です。

ちょっと分かりにくいですが、糸の断面をよ~~く見てください。
中心部分がわずかに白いモノがあるでしょ?

これは、擦れていくうちに白い部分が現れてビンテージ感が出るのを狙ったもので
「すべてを染めない」という心憎いテクニックなのです。

生産ラインの主役になっているのが、こちらの高速織機。
エアーを使って横糸を超高速で往来させ、精密に生地を織っていきます。

一方こちらはシャトル織機と呼ばれるアナログタイプの機械です。
人間が手足を使って織る手織りと同じ方法で、横糸をシャトルに乗せて行き交わせます。

時間をかけて織りあがった生地は「セルビッチデニム」と呼ばれ、
手触りが柔らかく風合いは豊か・・
抜群の着心地となります。

「ゆめこもん」では、これらの高品質な生地を多くの人たちに
出来るだけリーズナブルにお届けしたいと思っています。

近々のご案内をお楽しみにしてください。

そうそう、こんな生地もチェックしておきましたよ。
生地に型板でプレスしたユニークなデザイン♪
デニムの可能性はまだまだ無限大に広がっていますね!

【御礼】
最後に、今回の旅を案内してくださったシルフィードの岡上社長に心から感謝申し上げます。
有意義な時間を与えていただき本当にありがとうございました!
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