麻を織り続ける職人の「とびきりの逸品」

3月に入りました。
本格的に着物を楽しむシーズン到来ですね。
などと言っていると、あっという間に汗ばむ季節がやって来ますよ~
今日はそんな時季には欠かせない とっても素敵な麻の襦袢生地をご紹介しましょう。

織人(おりびと)は、店主が敬愛する近江の職人・大西實氏。
ご存じ「新之助上布」を織りなす伝統工芸士です。

大西さん(PS)
久しぶりに大西さんにお会いしたのは今年の1月29日・・新作発表会の会場でした。
今年も素晴らしい夏着物の反物がずらりと並び、お気に入りを選ぶのは一苦労でした。
(連れ帰った子たちは、後日ご紹介しましょう)

品定めも終わり、大西さんとお話をしている時・・
ふと彼の前に置いてあった細い反物に目がいきました。
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それこそが、職人が手塩にかけて織り上げた襦袢生地だったのです。
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「こいつを織る日はね、来客の無い日を選ぶんです」と織人。
細~い細~い麻糸はとっても切れやすく、織り始めると織機から離れられないのだとか。
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気の遠くなるような手間がかかるので、
「もう織るのは止めてしまいたい」という気持ちにもなるそうです。

でも、京都の愛好家たちをはじめ、多くのファンから毎年強いリクエストが届き、続けざるを得ないんだとか。
職人にとっては「捨てられない誇り」なんでしょうね。
A-4あ

伝統を守ってきた古い織機は、繊細に、そしてしっかりと麻糸を織りこんでいます。
通気性と吸湿性に富み、使うほどに馴染んでくる・・
一度その感触を味わうと、すっかり虜になってしまうのがこの生地の魅力です。
A-6あ

驚くべきは、その価格。
「良い物を適正価格でお客さんに届けたい」という大西さんの想いは、この値札に表れています。

今回は「残り5本」という中から「真っ白な1本」を譲っていただきました。
職人の想いが込められた貴重な生地を、ぜひその目でお確かめください。

お仕立ては、国内手縫いで15,000円(+税)となります。
お気軽にご相談ください。

<襦袢生地>
価格:46,000円(+税)
素材:麻100%
サイズ:巾39㎝ 長さ11m

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『きもの屋 ゆめこもん』@東京・大塚
〒170-0005 東京都豊島区南大塚 3-45-7 ラインビル201号室
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