ひとりの女性の夢をかなえた「職人魂」
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ふたりの匠が生み出すアートに惚れ込んだ女性がいた。
綿生地に染料を足し引きして描く「ムラ染め」という世界。
彼女の夢は膨らみ…
「シルクにムラ染めをしてもらい、その生地で他にはない羽織を作りたい」と願うようになった。
具体的な色のイメージもあった。
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どんな色がどのように出るかはやってみないと分からない…
果たして彼女好みの色に染め上がるだろうか…
そんなリスクを背負いながらも、匠たちは「やってみよう!」と言ったから驚いた。
職人の好奇心なのか…
それとも意地なのか…
用意した絹の生地は丹後ちりめんの「変わり無地」
発色の具合がムラ染めに適しているだろう、という判断だった。
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ここから長い作業が始まる。
まず白生地を紫に染める。
それを細かく折りたたんで抜染剤を注ぐ。
微妙に色の抜けた白い部分が顔を出す。
もう一度細かく畳み、黒の染料を絶妙な加減で足していく。
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何度も何度もサンプル生地で挑戦し、ようやく理想の色具合に近づいた。
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彼女からは鮮やかな小紋の着物を預かっていた。
「羽織の裏地はこれを使ってください」
なるほど。
解いて洗い張りに出した。
そして先日、ようやく夢の羽織が完成した。
彼女は胸を躍らせやってきた。
ひと目見るなり表情が輝いた。
「大満足です!」
すべてが報われる瞬間に私は感動した。
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