常々「お客さまの声に耳を傾けよう」と心がけていますが、
ある日、“夢を叶えたい”と願う一人の男性が訪れました。

「奄美の音楽が大好きなんです」と話し始める彼。

普段キモノは着ないけれど、ライブに行くたびに
「せっかく奄美の音楽を聴くなら、島で生まれた大島紬を身につけて楽しみたい・・」
と思い続けていたそうです。

そこで購入したのが、大島紬の着物2枚。

「赤」と「黒」・・
どちらも表情は違うけれど、伝統の魅力を出しているじゃありませんか。
どうやら、リサイクルショップでリーズナブルにゲットしたらしいです。

この2枚の着物を使って、彼には思い描くデザインがありました。

イメージしたのは、こちらのジャケット。
★フォルムはこんな感じで・・
★2つの生地はこんな風に分けて・・
そう、つまり「着物」から「洋服」へのリメイクです。

実は彼、この構想をいくつかのお店に相談したそうですが、どこも相手にされなかったようです。
そしてネットで検索を重ねるうちに「ゆめこもん」が目につき、
「ここなら話を聞いてくれるかも」と、すがるような思いで足を運んでくれたのです。

「お客さまの願いを叶えるのが俺の仕事」
店主のモットーですが、この仕事・・なかなか大変です。

その段取りは・・
➀着物を解く⇒縫い糸を丁寧に切って、着物をバラバラに解体する
②スジ消し⇒着物の状態でついた折り目やスジを消す
③パターン作り⇒理想のジャケットを作るための型紙を作成する
④縫製⇒洋裁のテクニックを使って縫製する

ちょっと複雑ですが、いつもお願いしている縫製屋さんに相談すると、快く引き受けてくれました。
着物の仕立て屋さんが、洋裁技術も駆使して臨んでくれるというのです。
ありがたや~!!!

そして、およそひと月後・・

完成です!
連絡を受けた翌日、男性は心弾ませご来店。
ひと目見た瞬間に気に入ったご様子でした。

赤と黒の配置も理想通り。
美しい仕上がりです。

大島紬独特のシャリっとした生地感・・
着心地は軽く、爽快です。

希望通り腰周りにはギャザーを入れ、
スッキリと引き締まったスタイルに♪

夢が叶った瞬間に喜びを隠せない表情を見せた彼・・
きっとこれから通うライブでは、奄美のサウンドがますます心に沁みわたるのでしょうね。

街にはステキな着物がたくさん眠っています。
その中に、アナタの夢をかなえる一枚が潜んでいるかもしれませんよ。

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着物をもっと自由に カジュアルに♪
『きもの屋 ゆめこもん』@池袋
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